熱帯観葉植物の案内所

様々ある観葉植物。これから育て始める方、今育てている方、植物の世界に住む皆様に、私の経験をもとに植物たちを紹介いたします!

落葉樹のメリット

毎年春を迎えると、我が家の落葉樹達が芽吹き出します。

主に私は盆栽を扱うのですが、旭山桜、梅、桃、ハナカイドウ、姫リンゴ、ボケ、藤を盆栽に仕立てて育てています。


お庭の施工では、落ち葉などの管理が面倒だと嫌われることが多い落葉樹。

しかし!四季を通して、植物の美しさを感じることができるのは、大変な魅力だと思います!


では落葉樹のメリットって何でしょう?


●落ち葉は天然の栄養素

園芸店に行くと腐葉土が置いてありますね!腐葉土は文字通り、葉と土が混ざり合って発酵した、大変豊富な有機栄養素に恵まれた土です!植物や野菜を元気に育てるには欠かせない物です。

しかし、市販の腐葉土は匂いが臭くて嫌われてしまいます。虫も湧きやすいですからね、、、


そこで!落葉樹の良いところ!

落葉樹の場合、葉が木の株元に落ちると、土の上で葉が発酵されて、土の有機栄養素となるのです。

時間はかかりますが、堆積した落ち葉は時間をかけて株の栄養になるため、毎年自動的に有機源を供給してくれるというわけです!


見た目が汚くなってしまうという方は気になってしまうところですが、本当は落ち葉は土の上に残しておいた方が良いのです。


2.病気が回復する

葉がついている生育期に、ウイルスやカビに感染した場合、葉がついているとそのまま進行してしまい、最終的に株が枯れることも、、、。

落葉樹の場合、冬に葉を捨てて、新たな葉を展開するため、年に一度リニューアルすることができるのです!


幹に病気があるときは話が別ですが、

葉に病気がが感染した場合、落葉樹は葉を落とすと、ケロッと病気がなおってしまうことが多いですね。

管理がしやすいのも落葉樹の特徴と言えるでしょう。


3.紅葉など四季の移り変わりを楽しめる

常緑で常に葉を楽しめるのも確かに魅力です。生垣にして目隠しにしたり、常に緑を楽しむことでリラックスすることもできます。


しかし、落葉樹は花〜新緑〜紅葉〜枝ぶり、と季節ごとにその姿を変えて、その日その瞬間の美しさで我々の目を楽しませてくれるのです。

その日により、天気、空気の透明度、空の色などが異なります。

自然の風景に合わせて様々な表情を見せてくれる。

365日毎日異なった表情が楽しめるなんて、とても風流な事だと思いませんか?^_^


特に私は、枝姿で木の本来の力強さを楽しんで、春に芽吹いてくる新芽や花が咲くところが大好きです!


ここで、我が家の新芽、花芽たちをご紹介!

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ハナカイドウの盆栽。

この幹姿がお気に入りですが、新芽が日に日に増えていくのを見るのが楽しい!

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こちらは姫リンゴ。

冬にはたくさんの美味しいリンゴをつけてくれました!観賞用でしたが、我慢できず食べちゃいましたw


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旭山桜。

あと少し!もうちょっとで花が咲きそうです。花芽がパンパンに膨らんで来てます。


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ボケ。

まだ大きく樹形を整えてるため、盆栽にはしていないです。

毎年きれいな花を楽しませてくれる子です。


他にも大型の盆栽で藤などがいますが、藤は花が咲いた時に自慢させていただきます笑


それではまた!

See You Next Time!