胡蝶蘭の流木アレンジ
この前、お花が終わった胡蝶蘭を切り戻して、来年また咲かせるやり方を動画にアップしました。
https://www.youtube.com/watch?v=qYG-2edLL3w
この動画の後、アレンジに使おうと思い、一株だけ取り出しておきました!
そして今回!
我が家にあった流木に胡蝶蘭を活着させて、ハンギングアレンジに仕立てました😋
贈答用にもらった胡蝶蘭は、花が終わった後どうしていいかわからないという方が多いので、こんな仕立て方で遊ぶこともできるんだよ〜と動画にしました!
https://www.youtube.com/watch?v=VPT53p7aObY
では、こちらのブログでもアレンジ方法について解説していきたいと思います。
余分な根を取り除く
まずは、胡蝶蘭についている根の整理です。
生きている根と、死んでしまった根を整理して、活着に必要な物だけ残していきます。
生きている根は、緑色で硬さがあり、太くしっかりしています。
ダメになった根は、パリパリに乾いていたり、逆に腐って柔らかくなっています。
まずは、良い根とダメな根を見極めて、余分な根っこを取り除いていきます。
全体的に取り除くとこんな感じになります。
悪くなった根はもう回復しませんので、根元から切り取り、生きている根っこだけにしてやります。
水苔を水で戻す
今回活着に使用するのは、水苔です。
この水苔が土がわりになります。
水を含むため、根の周りを水苔で包むことで、剥き出しの根っこにしっかり水やりができるというわけです。
洗面器に水を張って、乾燥水苔を中に入れ、よく揉み込んでやって水苔に水を染み込ませます。
余分な水分を絞って、適量を取り出してペタペタと張っていきます。
枝とか、根っことか、ゴミが多い場合はこの時に取り除いてあげましょう!
流木付け
さっそく、準備ができたら活着させていきましょう。
まずは、蘭のポジショニングを決めます。
株がぐらつかない場所で、自分のイメージする完成形を頭に思い浮かべて形を決めます。
今回は、ランの大きさに対して流木がかなり小さかったので大変でしたが、みなさんは大きさのバランスを見て流木や板をお選びください。
ここで水苔を張っていきますが、大切なのは、蘭の根っこと水苔を必ず接触させるようにしてください。
実際、空中に根っこをプラつかせていても大丈夫なのですが、最初は基本通りに。
根っこは水気のある物に触れていれば枯れることはありません。
ただし、空気に触れたり、水気のない状態が続くと、根がパリパリに水枯れしてしまいます。
流木の隙間に入った根が枯れてしまわないように、しっかりと、根の下、流木の溝に苔を貼ることで乾燥を防ぎます。
こんな感じで隙間にしっかり水苔を詰めます。
あとは、根っこの周りを水苔で包んでいきましょう!
全体的に団子のように包み込んで根っこを包みます。
この時あまりギュウギュウに詰めると根が痛むので、軽く形作る程度に丸くします。
そして、手で押さえて、糸を巻いていきます。
糸は、木綿か麻の糸を使います。
テグスでもいいのですが、天然素材の糸の方が自然に溶けてなくなるのでおすすめですよ!
糸が溶ける頃には根が活着してるはずなので!
巻き方は適当でいいのですが、株が落ちないように、しっかり固定していきます。
私は結構ぐるぐる巻きにしています。
最後は糸を結んで終わり!
余分な糸や、飛び出た水苔はカットします。
完成ー!!!
今は苔玉状ですが、しばらくすると、流木と水苔に絡みつくように活着根が出ると思います。
お花が終わった胡蝶蘭があったら、ぜひ遊んでみてください!!
See you next time!!