熱帯観葉植物の案内所

様々ある観葉植物。これから育て始める方、今育てている方、植物の世界に住む皆様に、私の経験をもとに植物たちを紹介いたします!

板橋区立熱帯環境植物館

皆さんこんにちは!

 

以前、緊急事態宣言が出る前に、高島平駅にある植物園、板橋区立熱帯植物園に行ってきました。

 

植物界隈の仲間からも、大変評判が良い植物園なので、とても楽しみで、仲間と行ってきました!

 

高島平駅から徒歩15分くらいでしょうか?

大温室的なのがバーンとあるのかな?と思ったのですが、建物の外観は普通の建物だという印象😯

 

チケットを購入して館内に入るのですが、チケットがとても安い!!大人260円!!

1000円くらいするのかな?とおもってましたが、安さにびっくり😱✨

 

さて、展示はどんな感じなんでしょう??

 

 

まず入って最初の展示はミニ水族館!

可愛い魚たちがたくさん!ここは子供やカップルに人気ありそうです。

私は魚自体大好きなのですが、見て楽しむ程度で、あまり詳しくないので多くは語れませんがwww

綺麗な魚たちに癒されてきました。

 

一つすごい面白い光景に出会いました!

チンアナゴが一生懸命砂を掘って穴開けてるんです。

でも、目の前に小さいハゼみたいな小魚が同じく穴掘ってて、

チンアナゴが掘った穴にどんどん砂を入れちゃうんですwww

チンアナゴがどんだけ頑張って穴を掘っても、どんどん埋められていくwww

 

かわいそうながら、これには笑ってしまいましたwww🤣🤣🤣

チンアナゴ「解せぬ、、、!!」

ハゼ?「ふっ、、、」ニヤリ シュババババ!!

 

 

さて、水族館を抜けると次は植物コーナー!

最初は、アマゾンの大きな魚たちが展示してあるコーナーに、マングローブやアコウなどの木が展示されていました。

 

水槽の横の階段から、水槽を上から覗くことができ、大きな魚影が揺らめくと不気味な感じがします。そして陸地を見ると、巨大樹。

 

下に巨大魚、目の前には巨大樹。

自然の恐ろしさが、室内にバッチリ再現されておりましたw

 

水槽横の階段を上り切ると、目の前には様々な植物が展示されており、アコウ、ニッパヤシ、ウチワヤシ、木の幹には着生したアスパラニウム・アビスが1mほどに、葉を広げて着生していました。

 

この感じは、奄美大島の山の中によく似ています!低地の熱帯雨林を模して再現しているようで、完成度が素晴らしかったです!

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写真はウチワヤシの仲間と、着生したアビス。

アスパラニウム・アビスは国内にも自生するシダ系植物。沖縄だと、若い目を積んでサラダにして食べるらしいです😀

観葉植物としての人気も高く、日当たりがあまりなくても育てられ、シダの中では、葉が硬く丈夫で育てやすい植物です!

 

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ウチワヤシの横に生えてたのは、ネジレフサマメというマメ科の植物。大変背が高く、天井まで届くのでは!?というほどの大きさ!

さすがは豆の木ですね😁

ネジレフサマメは、東南アジアに生息するマメ科の植物で、実は可食。ニンニクのような匂いがするみたいです。タイ料理などにも使われ、現地の屋台ではマメが大きな鞘に入って販売されている。

 

しばらく進んでいくと、国内でも見かける植物から、海外の植物に様変わり。

熱帯花木が多数生える株元に、ピレアや色とりどりのフィットニアが床面ぎっしりと覆い尽くしていた。

キツネノマゴ科のフィットニアは、葉の模様が個性的で鑑賞価値が高く、鉢物として出回っている。

鮮やかな緑や、白い葉脈のデザインがきれいです😁

旺盛に育つので、鉢から溢れんばかりに元気に育ってくれます。こまめに枝を選定すれば、枝振りも良くなり、インテリアとしても楽しめる植物となるでしょう!

 

腰高くらいのリュウビンタイやクワズイモが無数に生える中、高木郡に目をやると、ゴバンノアシが植えられていました!

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ゴバンノアシは、種が碁盤の形に似ていることから名付けられました。

ヤシの実のように海を泳いで島から島へ渡り、発芽するものもあるそうです。

日本にも八重山諸島にわずかに生息しています。サガリバナ科の植物なので、ブラシのようなきれいな花を咲かせます🌸

 

 

高温多湿な土地に自生する植物のシリーズが植えられている場所には、現在観葉植物として人気の植物が多数植栽されていました。

パキラやゴムなどの、定番品種に混じって、ポトスが壁から長い蔓を伸ばしているのを見かけました。

また、ヤシの種類は結構豊富にありました。

 

木製シダのブレクナムギバム、サトイモ科のフィロデンドロン、アンスリウムに混じって、特徴的な葉のトレバシア・パルマータがいました。

ウコギの仲間は、見ていて本当に面白い葉が多いです。トレバシア•.パルマータは、掌状の大きな葉を持ち、水かきのような葉が張る植物です。

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この葉の形は鑑賞価値が高く観葉植物として販売されていますが、あまり出回っているところを見たことがないです。

 

魚の尻尾のような形をしているからフィッシュテールパームと呼ばれるコモチクジャクヤシ。

タコノキやドラセナ・ターミナリスなどが植わっており、この辺りは観葉植物として馴染みが深い。

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観葉植物ゾーンを抜けて道なりに坂を登ると、熱帯花木ゾーンになる。鮮やかな真っ赤な花が咲き、我々を出迎えてくれた。

これは本ブログにはあえて写真を載せないでおこうと思う、実際に行かれて見ていただくと感動すると思います!

 

実物や現地の住人らに有効利用されている、アブラヤシ、パラゴムノキなどの展示もあり、中でもパラゴムノキは、マレーシアのペナン植物園から寄贈されたものだそう。

ありがたい木を拝見できた。😊

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また、アメダマノキ、ソーセージの木、ミズレンブなど、東南アジア諸国に自生する植物の数々が出迎えてくれた。

ミズレンブは小さな実がついており、これから大きくなるのが楽しみな状態だった😃

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熱帯雨林コーナーが終わると、

次は冷涼湿潤コーナー!

ここには多数のランやベゴニア、ネペンテスなどが多数植えられており、ネペンテスマニアの私にはたまらなかった!

しかし、ネペンテスは少々枯れが進行しており、残念ながら状態の良いピッチーを見ることはできなかった。

この気温と湿度、ネペンテスラジャやビカルカラタ、ハマタエドワードシアナなど、一度は憧れるハイランド系ネペンテスを育てるのに最適な環境だ!

 

高山エリアには多くの種類のランが展示されており、大小様々な花を咲かせていた。

ランは少しハマりつつある。最近は、ランのワイルドな野菜の姿に惹かれ、その数の多さも相まって、コレクションしたい思いが芽生え始めた。

 

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あまり写真を載せてしまうとせっかくの素晴らしい展示の妨げになってしまう。

 

たった260円の良心的な値段と比較して、とんでもなく充実した内容の植物園でした!

 

時期によっては、ヒスイカズラヘリコニアなどの目玉植物が見られるようだ。

是非HPをチェックして遊びに行っていただきたい!6月から営業再開するとのことなので、休業明けに是非ご覧になって見てはいかがでしょうか?

 

板橋熱帯植物園のHP

https://www.seibu-la.co.jp/nettaikan/

 

6月になったら他の植物園のレポートもできるといいな!では次回お会いしましょう!